教育目標
「きれいな心」「よい頭」「つよい体」
〒194-8610 東京都町田市玉川学園6-1-1
Tel:042-739-8931 Fax:042-739-8929
http://www.tamagawa.jp/academy/elementary_d/
最寄駅●玉川学園前駅(小田急線)より徒歩約10分
心の教育「TAP」
創立者小原國芳は、「全人教育」を実践する場として玉川学園を創立した。その教育理念を、小学部ではわかりやすく「きれいな心・よい頭・つよい体」と言い換え、3つをバランスよく育てることを目指して、日々の教育活動にあたっている。
「きれいな心」については、道徳だけでなく、礼拝、TAP(TamagawaAdventure Program)の手法等を用いて『心の教育』にあたる。
「コロナ禍において、マスクで相手の表情がわからない等子ども同士の関わり方が変化する時代だからこそ、非認知能力を育てることや仲間との交流の機会がとても大切だと考えます。きれいな心を、体験のなかで育んでいくのがTAPです。友だちと力を合わせて困難な課題を乗り越えるチャレンジを行っています」と小学部長の野瀬佳浩先生は話す。
仲間とともに乗り越える
TAPは、チームビルディングや心の成長を促すことを目的に玉川学園が独自に実践している体験型の実践教育プログラムで、小学部では授業に取り入れている。TAPセンターの研究員であり、小学部の担任および体育の授業を受け持つ河野(こうの)峻平先生は言う。
「小学部に隣接するグラウンドの一角にあるフィールドアスレチック設備で行う冒険的アクティビティは、単なる身体トレーニングではありません。真の目的は、困難な課題を仲間と協同して解決し乗り越える体験をすることです」
命綱を付けて地上約7mの高さの足場が不安定な橋を渡るのは、頭では安全だと理解していても、やはり一歩足を踏み出すのに勇気がいる。その時に『だいじょうぶだよ、一緒に行こう』と差し伸べられた、仲間の手のぬくもりがどれほど安心感をもたらしてくれることか。肌で感じる体験を通して、思いやりや優しさを実感する。
「子どもたちは壁を越えることで、友だちの困っていることや変化等に気づけるようになり、友だちに対する声かけや接し方が変わります。TAPの活動を通して、時には自分が助けられる人であり、時には助ける人になることで、自分の心と向き合い、仲間の心を思いやる共感力が養われます」
目標を立てる、挑戦する、振り返る、もう一度取り組む……と繰り返すことで、子どもたちの行動はふだんの生活に一般化され、スパイラルを描きながら集団で成長する。
TAPの体験を通して、どんな言葉が安心し助けられたか、どうやって乗り越えたか、その経験を自ら振り返ることが学びであり、実際に困難や不安を感じる難関に出会った時、なすべきことを導き出す力になる。TAPだけではなく、61万㎡の丘陵キャンパスでの野外体験も、サマースクールも、延長教育プログラムも、すべてが玉川学園の全人教育の一環だ。
アドベンチャー教育は、体験教育手法として世界で研究・実践が普及しているもので、玉川学園では2000年、全人教育研究所のなかに実践センターとして創設されて以来、国際学会に参加、貢献している。また、アスリートのトレーニング、ビジネスにおけるコミュニケーションやチームビルディングの研修にも協力している。
設立年 | 1929年 |
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学制 | 共学(男子2:女子3) |
系列校 | 玉川学園(幼稚部、中学部・高等部)、玉川大学・大学院 |
児童数 | 1学年約140名(JPクラス約35名×2クラス EPクラス約35名×2クラス) |
学期 | 1〜5年生:3学期制 6年生:2学期制 |
昼食 | お弁当 |
放課後支援 | 延長教育プログラム(~18:00 最終お迎え19:00) |
初年度費用 | JPクラス:1,367,700円 EPクラス:1,763,700円 |
転入・編入 | 有り |
進路 | 系列校進学約90% |
学校見学 | 5月以降実施予定(要予約) 詳細は学校HPにてご確認ください。 |
※上記は2023年5月時点(冊子「スクールダイヤモンド2023年」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。
http://www.tamagawa.jp/academy/elementary_d/