教育目標
「きれいな心」「よい頭」「つよい体」
〒194-8610 東京都町田市玉川学園6-1-1
Tel:042-739-8931 Fax:042-739-8929
http://www.tamagawa.jp/academy/
最寄駅●玉川学園前駅(小田急線)より徒歩約10分
豊かな自然の中で本物に触れ
夢に向かってじっくり学ぶ環境がある
左右に翼を広げる圧倒的な存在感を放つ小学部校舎。内部に木材を多用し、短い階段でフロアを区切る広々とした設計。自然と融合する教室で児童と教員は一日を共にする。
東京でありながら自然の中で学び生活する
玉川学園は幼稚部、小学部から大学、大学院、研究所まですべての校舎が、61万㎡の丘陵に点在する。正門から小学部の校舎まで約10分、木立や植栽に囲まれた坂を上り下りして通う。「総合科の時間を使って行う丘めぐりでは、春は花の名前を覚えながら、秋ならどんぐりや落ち葉を拾いながら歩いて、お昼になったら野外でお弁当を広げます。観察した植物の種類を調べたり、拾い集めた材料で工作をしたりと学習へとつながります。小学部の校舎付近には実のなる木を多く植えて、実ったら採って食べるのも自由です」と後藤健小学部長は楽しそうに語る。
大学・農学部の水田の一部を借りて、田起こしから田植え、稲刈り、脱穀、精米までやり抜き、最後はそのお米を炊いて食べるのは「お米の学習」。大学の先生と学生のサポートがあるからできることであり、だからこそ一層楽しい通年学習だ。
1992年に建て替えられた校舎は、階段でフロアを分け中央のホールを取り巻くように教室が配置されている。
驚くべきは教室。2クラスが面を直角に建ち、出入り口の前には図書コーナーのあるフリースペースが広く取ってある。ベランダ側からは校庭に出ることもできる。「歌に始まり、歌に終わる」と言われる玉川学園らしく、各教室にピアノが置かれ、一画には担任教員のスペースが設けられている。職員室はなく、担任は教室で生徒と一緒に一日を過ごす。
1921(大正10)年、35歳で『全人教育論』を唱え、いくつもの私学開校に尽力した功績で日本の教育史にその名を刻む創立者、小原國芳の理想を受け継ぐ玉川学園らしさが随所に発揮されている。
新たなチャレンジとなるバイリンガルクラス「BLES(ブレス)
玉川学園は小中高一貫の4・4・4制を取っている。「もちろん学習は文科省カリキュラムに対応していますが、生活年齢に応じた教育ということを考えて実施しています。ただ、これも固定するつもりはなく、常に最善と未来を考えて新しい取り組みに臨みます」と後藤部長。
その最たるものが2016年度新入生から募集する「BLES(ブレス)クラス」だ。これは国語と社会以外の教科は基本的に英語で指導し、英語授業も週5時間行うというバイリンガルクラス。そのために英語ネイティブの小学校教師と日本人担任の2人体制を準備中という。「この試みが小学部全体の英語教育によい効果をもたらすことが目標ですが、初めての試みなので検討課題もまた出てくるでしょう」と慎重だが、これまでも国際バカロレア(IB)や様々な国際交流プログラムなど英語による教育には実績がある同校。募集は1クラスを予定というから、問い合わせ殺到が予想される。
また2016年度から放課後の「延長教育プログラム」もスタートする。1時間のプログラムを2コマ、希望者を対象に開講する。ピアノ、スイミングなどのおけいこ事系と自学自習のプログラム。後者は学内の教員が指導する。学内運営が可能なのも教員や施設を大学・大学院と協力できる強みがあるからだ。「玉川学園はさまざまな挑戦をする機会を用意しています。夢を持って、やってみたいという意欲やおもしろそうだなと思う気持ちで行動する子どもたちを待っています」と後藤部長は話を結んだ。
設立年 | 1929年 |
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学制 | 共学(男子4:女子6)(2015年度) |
系列校 | 玉川学園(幼稚部、中学部・高等部)、玉川大学・大学院 |
児童数 | 1学年約120名(約30名×4クラス) |
教職員数 | 74名(2015年度現在) |
学期 | 3学期制 |
昼食 | お弁当 |
初年度費用 | 1,331,000円 |
進路 | 系列校進学85% |
玉川大学展 | 2016年2月27日(土)、28日(日) |
学校見学 | 月・水・金 (要予約) |
※上記は2015年5月時点(冊子「スクールダイヤモンド2015年春号」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。