教育理念
広い視野のもと、豊かな人間性と独自の見識を持ち、
世界を心に入れた人を育てる。
〒196-0002 東京都昭島市拝島町5-11-15
TEL:042-541-1003 FAX:042-542-5441
https://www.keimei.ac.jp
最寄駅●スクールバス(拝島駅、八王子駅、京王八王子駅)/路線バス(JR中央線・南武線)
日常そのものがグローバル
自然あふれる広い敷地に、言葉や文化が異なる子どもたちの楽しげな声が響く。そんな光景が日常となっている啓明学園初等学校。「子どもたちにとって、言葉や文化が異なることは日常であり、いい意味で当たり前になっています。本当の意味での国際的多様性が息づいている学校なのです」と校長の佐川康博先生は語る。
啓明学園の創設は1940年。旧財閥三井家総本家に産まれた三井高雄氏が、帰国子女を受け入れる学校として、東京赤坂台の私邸を開放。国際社会で活躍できる人を育てることを目指し、設立したのが始まりだ。
その後、三井別邸の寄贈を受けて今の場所に移転。歴史を感じる正門を入ると、約3万坪と恵まれた敷地に、幼稚園から高校までの校舎がゆったりと並ぶ。グラウンド、体育館、野球場のほか、日本庭園や農園、雑木林、手つかずの自然が残る観察林までを備える。
設立の経緯と伝統から、帰国生や外国籍などさまざま生活背景をもつ国際生が多く、全児童の3割を越す。日本で生まれ育った子どもたちと同じクラスに在籍し、一人ひとりの生活言語や思考言語を大切にしながら、日本語習熟度に合わせて国語や算数など教科ごとに、在籍クラスとは別の少人数クラス(国際学級)で学んでいる。
国際生と在籍クラスの子どもたちは、お互いを認め、友情を育み、刺激をしあって毎日を過ごしている。
教員が支える「○○たくなる」学び
学習を特徴づけるのが、「学びを創造する」という指導方針だ。佐川校長が説明する。
「私たちが考える『学び』は、単に教師が子どもに教えることだけではありません。子ども自身がさまざまな人や物との出会いのなかで、たくさんの真実・現実を全身で受け止め、考え合い、論じ合い、追究し、新たな課題を見いだす。さらにそれを仲間と話し合い、伝え合い、聴き合うことで自らの思考を深め、課題を解決していく。質の高いインプットからアウトプットにつなげる『学びのサイクル』。これこそが、予測不可能なこれからの時代を生き抜く大きな力になると考えます。教師は、そうした子どもたちを全力でサポートし、後押しする存在なのです」
主体的な学びの姿勢を身につけるために、日々の学習で教師が大切にしているのが、児童自らが「考えたくなる」「伝えたくなる」といった「○○たくなる」学びへのアプローチだ。
そのフィールドとして欠かせないのが、多摩川から引いた昭和用水が流れるキャンパスにある広大な雑木林や農園だ。1・2年生の「総合」の授業では、「森あそび」の時間を設け、思い思い自由に遊ぶ。がけすべりや秘密基地づくりなど、自分たちで遊びを創造し、ワクワクする体験からたくさんの発見をし、自らの思いを伝えたくなる衝動に駆られる。
「感受性の豊かな小学校時代だからこそ、私たちは子どもたちの『○○たくなる』気持ちを大切に考えます。その思いは学びにつながり、爆発的な力を生むのです」と佐川校長。実際に、その活動から蝶が大好きになり、現在は研究者になった卒業生もいる。
啓明ならではの歴史と環境の上に築き上げられた高い教育水準と実践が、多様性に満ちた真のグローバル化を実現させている。それは、教員が一丸となって子どもたちに向き合い、取り組んでいるからこそ実現できている。
設立年 | 1940年 |
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学制 | 共学(男女比1:1) |
系列校 | 啓明学園中学校・高等学校 |
児童数 | 1学年約40名(2クラス) |
授業日 | 週5日制 |
学期 | 3学期制 |
昼食 | 持参または学校指定業者のお弁当利用 |
放課後プログラム | アフタースクールあり |
初年度費用 | 1,223,600円(2024年度) |
転入・編入 | 1~6年生(応相談) |
進路 | 85%〜95%が系列校へ進学 |
学校説明会 | 5月9日(木)、6月5日(水)、6月25日(火)、9月7日(土)、9月27日(金) |
公開行事 | 運動会(予定)5月25日(土) |
※上記は2024年5月時点(冊子「スクールダイヤモンド2024」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。
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