教育目標
「高い学力の定着」と「豊かな心の育成」を柱に、
明るく楽しい学校づくり
〒157-0066 東京都世田谷区成城1-12-1
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https://www.tcu-elementary.ed.jp/
最寄駅●成城学園前駅(小田急線)より徒歩10分
国語力は想像力と考える力で高める
成城学園前駅から二子玉川駅へ向かって徒歩10分ほどの住宅街にある東京都市大学付属小学校で、すべての教科の基盤となる国語力を上げる方法を聞いた。
「国語の力を高めるには、考える力と想像する力が必要です。授業では、教科書の内容をそのまま教えるのではなく、教科書で知識を広げ、語彙力を高め、想像する力や考える力を育むことを目標にしています」と、5〜6年生を教える板橋昭夫先生は話す。
国語の教科書には選りすぐりの文章がたくさんあるので、熟読し、感想を述べ、わからない言葉を調べ、読み解いていく。さらに、天声人語や質の高い随筆文、社会問題や世界情勢を題材にした新聞記事も加え、新しい発見や気づきを促している。
大切にしているのが、「癒やしたがる、調べたがる、広げたがる」という3つの「たがる」だ。
「『癒やしたがる』というのは、文章をじっくり味わうことで心が癒やされ、耕され、豊かになることです。よい文章は、子どもたちの心や感性を刺激しふるわせます。物語を想像するなかで、わからない語句が出てきたら『調べたがる』ようになります。友だちの感想を聞いたりして考えが深まり、興味や関心がわいてくると、より広い世界、違う世界に興味を『広げたがる』ようになります。この3つの『たがる』は、国語の力を高め、それ以外の教科学習や中学受験へのやる気を引き出し、心を強くして、生きる力の土台となります。これこそが、『豊かな心の育成』『高い学力の定着』という我が校の教育の二本柱につながっていくのです」
耳からの読書で想像力を育む
「たがる」心を育むのは、親しみやすく惹きつけられる図書室だ。子どもの目線の高さにあわせて、表紙やタイトルが一目でわかるよう工夫されているのは、司書教諭の池邉希世先生のアイデアだ。
ここでは週に1時間ずつ、1〜4年生の読書の授業が行われていて、とくに低学年では「耳からの読書」を重視する。物語を読み聞かせてもらい、イメージを描きながら楽しむのが「耳からの読書」だ。
「お話を聞いている子は、自分なりに一生懸命、イメージを膨らませながら聞いています。お話の世界を現実の世界に変え、自分もその世界に入っていきます。この、深く読む経験をくり返しているうちに、自分で読んだ時でもイメージできるようになり、気づいたら読むことが楽しくなっていきます。ところが、早くから一人で読むことをせかされてきた子は、どうしても読みやすい本へと手を伸ばしがちです。大人が読むことを肩代わりしてあげれば、いろいろなお話と出会い楽しむことができ、自分でも深く読めるようになります。お話を聞きながら、この先はどうなるだろうと期待できる、そういう力を育てていくことが大切だと考えます」と池邉先生は言う。
読み聞かせは文字が読めない幼児向けのものと思われているが、物語の展開や背景、登場人物の心情を味わう読解力を養ううえで欠かせない。読み聞かせる側の「文章の内容を理解する力」や「感性豊かに文学を味わう力」を感じ取りながら、お話を楽しむことができるからだ。難しい文章も自分の力で読めてほしい高学年にこそ、大人が読んであげてほしい。
読書の授業の最後の10分間は、図書室で本を借りる時間にしていて、好きな本を選んでいく。読み終えた本は、オリジナルの読書ノートに本のタイトルと作者、そして感じたこととその理由を記録していくことを習慣としている。これは、「どんなことをノートに書こうか」と心の動きに注目しながら、深く読んでほしいからだ。
「耳からの読書は、物語の場面や登場人物の心情を想像させ、共感力や理解力を育みます。他者の立場に立って考え、思いやりの心、豊かな人間性が育まれるのではないでしょうか」
児童の将来に安心できる制度を有した私立小学校
「楽しい学校生活と凛とした気高さをあわせもち、世界に通用するリーダー的存在」の育成をめざす東急グループの創設者、五島慶太氏の構想に基づき設立された私立小学校である。
充実した学校生活と高い進学実績があり、付属中学校・等々力中学校への推薦制度も充実している。
推薦を保持しながら他校受験も可能なので、子どもの目標に合わせて幅広く進学先を選ぶことができる。
授業や行事を通して、日本一楽しく学べる小学校へ
低学年では、特に体験学習を重視して新たな発見や創作に励む自主的な力・協力し助け合いながら学ぶ力を養う。お店屋さんごっこ・沢庵づくり・牛乳パックの船づくり等々、たくさんの楽しい行事が組まれている。
中学年では、ともに協力し助け合うことをたくさんのグループ活動を通して学んでいく。ブリティッシュヒルズでの泊りがけの異文化体験学習は貴重な体験の一つ。
高学年では、西湖でのカヌー体験や富良野でのスキー教室、さらに歴史学習を見据えての奈良・京都修学旅行。
低中高学年に関わらず、宿泊行事のほとんどが、自主的な態度や感動的な体験を体得できるプログラムで構成され、総合的な学習の一環である「若桐の時間」を使って、綿密な事前学習が施されている。
また、全学年を通しては、基礎学力や集中力を養うことで思考力や向上心を培う、計算力大会・漢字書き取り大会がある。わくわくする競技や演舞を楽しく開花させた運動会が五月にあり、秋には、都内屈指の大ホールでの音楽発表会や一流のスペシャリストを招いての芸術鑑賞教室・日本文化教室がある。
その他、紙面には載せられないほどの楽しく喜びを感じられる行事やイベントが盛りだくさんに組まれている。
それら多くの体験的な行事は、子どもたちの五感を震わせ、チャレンジする精神や考える力を培い、将来の生きる力へと結びついている。
創立年 | 1956年 |
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学制 | 共学(男女比1:1) |
系列校 | 学校法人五島育英会(東京都市大学、付属中学校・高等学校、等々力中学校・高等学校、二子幼稚園、塩尻高等学校) |
児童数 | 1学年76名(38名×2クラス) |
授業日 | 月~金、土(隔週) |
学期 | 2期制 |
昼食 | 給食/木曜はお弁当 |
放課後支援 | アフタースクール(最大18時まで預り可) 課外プログラム(サッカー、ランニング、プログラミング、英語、生け花) |
初年度費用 | 1,471,000円 |
進路 | 系列校進学29%(2024年3月) |
学校説明会・学校公開等 | いずれも要予約 詳細は学校HP |
※上記は2024年5月時点(冊子「スクールダイヤモンド2024」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。
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