教育方針
「高い学力の定着」と「豊かな心の育成」を柱に、
児童の自主性を育み、明るく楽しい学校づくり
〒157-0066 東京都世田谷区成城1-12-1
TEL:03-3417-0104 FAX:03-3417-1332
http://www.tcu-elementary.ed.jp
最寄駅●成城学園前駅(小田急線)より徒歩10分
学習も行事も全力で取り組み
やがて自分から学ぶ力をつけていく
行事と学習それぞれに集中
上位の中学受験校として知られるが、全員参加の学校行事への集中力はみごとで、楽しく豊かな学校生活をうかがわせる。2期制をとり、5月と7月、9月と10月にそれぞれ行う学校行事や学年行事は、総合学習の時間を集中的に使う。
5月の運動会では高学年男子は組立体操、女子は大きな旗をもって舞うカラーガードが伝統。
10月の音楽発表会は各学年が歌、音楽劇、器楽演奏を発表する。会場は渋谷Bunkamura オーチャードホール。どの学年の演目もみごとだが、最上級生6年生の演奏は 聴き応え十分。ホール関係者をうならせるほどである。
教科のほかにこれらの練習に時間を割き、児童も熱中する。2期制をとっているため、この二大行事が終わった後は学習集中月間に入る、「メリハリをつけた学校生活」だ。
ベースは国語
カギは算数
学習面は、受験に備えた学習も学校で完結できるようにする方針で、楽しい授業を展開し、学年を追うごとに学習への取り組みがスムーズに受け入れられるような環境づくりを行う。
低学年は見る、聞く、触れる、遊ぶ、育てる、調べる、つくるなど「からだ全体で学ぶ」具体的な体験活動を重視。中学年は個から集団を形成する「ともに学ぶ」時期と位置づける。高学年は「自ら学ぶ」をテーマに、高学年に上がるところで自然と受験意識が芽生えるように指導する。「高い学力を育てるベースは国語力ですが、受験のカギはやはり算数です。算数はできるできないの差が大きく出ます」と語るのは寺門清貴教頭。中学・高校教員歴が長く、小・中の受験指導にも知識が深い。
その対策として5・6年の算数は習熟度別クラスにする。自分の習熟度に合ったクラスで学習するので、ムリなくムダなく学力がつけられる。子どもたちの習熟度をチェックするためにクラス分けテストも定期的に行われる。子どもたちは、日々の積み重ねを大切にし、クラス分けテストに向けて、自らすすんで学習し、努力していく。
国語教育はここ3年は、伝え合う力(書く、話す、聞く、語彙力を高める)の学習に注力してきた。
また、1〜4年生は、週1時間を「読書」の時間に充てる。図書室の利用方法をしっかり学ぶほか、自由に本を選び、借りることもできる。図書室には子どもの好きな読み物シリーズも備えており、心おきなく読める。学年が進むにつれて、読書傾向に個人差も出てくるので、本選びを手伝ったり、新しい本を書架に加えるなど、読書指導を入念に行う。
さらに、3年生には速読プログラムを導入している。といっても斜め読みのスキルではなく、早く効率よく理解する力をつけるもの。受験において問題文を読む時間を短縮して「ゆっくり早く」解く訓練になる。
保護者面談で志望校決定
一般の受験者にとっても難関校である付属中学校(男子)と等々力中学校(共学)への内部推薦は、年2回のテストで合格が決まる。単願、併願が選べ、平成27年度は男女とも2割が推薦で内部進学した。学校、保護者、本人三位一体の受験指導を行う方針をとり、保護者との面談で進路の選び方を十分検討しながら志望校決定へと進む。「私立校はそれぞれよさがありますから、それぞれのご家庭のお考えで進路を選ばれたらよいと思います。入学の時、本校を選んでくださった保護者の方に、最終的に6年間預けてよかったと感じていただける結果になればいいのです」(寺門教頭)
設立年 | 1956年 |
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学制 | 共学(男子3:女子2) |
系列校 | 学校法人五島育英会(東京都市大学、付属中学校・高等学校、等々力中学校・高等学校、二子幼稚園) |
児童数 | 1学年80名(40名×2クラス) |
教職員数 | 22名(専任) |
授業日 | 月-金、土(隔週) |
学期 | 2学期制 |
昼食 | 給食/木曜はお弁当 |
初年度費用 | 1,276,000円 |
進路 | 系列校進学20% |
学校説明会 | 2016年6月11日(土)[要予約] |
個人別相談 | 2016年7月22日(金)[要予約] |
入試説明会 | 2016年8月27日(土)[要予約] |
学校公開 | 2016年9月10日(土)[要予約] |
※上記は2016年5月時点(冊子「スクールダイヤモンド2016年春号」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。