教育方針
よく生き、たくましく生きる
愛し愛される人へ
〒157-0076 東京都世田谷区岡本1-10-1
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最寄駅●用賀駅(東急田園都市線)、二子玉川駅(東急田園都市線・大井町線)より徒歩20分
多様性を認め、対話するための言葉
朝のスクールバスから降りてくるドミニっ子たちの元気な笑顔とあいさつが響く、聖ドミニコ学園小学校。ここは、幼稚園から高等学校までが同じ敷地内にそろうカトリックの学校だ。
特徴的なのは、小学校から英語とフランス語を必修科目としている事で、英語は低中学年で週2時間、高学年で週3時間ある。さらに全学年で週1時間のフランス語が、中学3年生まで必修となっている。2か国語を学ぶのは、世界には英語を話す人だけではなく、さまざまな言葉があり、それぞれに文化や背景をもち、多様な考えがあることを知り、未来に備えるためである。
学習面では基礎・基本の定着を目指し、特に算数と国語をていねいに指導している。
算数では、分数や割り算などでつまずかないように、中学年は2クラスを3つに分けた習熟度別授業を行っている。高学年では、1クラスを2つに分けた少人数授業のチームティーチングで、一人ひとりの理解に寄り添う。
国語では、正しく読む、書く、話すことを目標に漢字や語句、文法をていねいに学ぶ。聖ドミニコは考えの異なる人の話に耳を傾け、対話を重ねて真理を伝えたと言われている。この姿勢にならい、専科教員による書き方や話の聞き方、相手に伝わる話し方の指導もある。
もう一つの特色は、週1時間のダンスと作文の授業だ。
ダンスでは、グループごとにストーリーや動きを創作し、友だちとの対話を通して一つの作品を作り上げていく。全身を使って表現する喜びや、協力することの大切さを学ぶ。
作文は、オリジナル教材とマス目のない作文用紙を使い、月に1本、学年ごとのテーマについて書く。自分の思いを文章にすることで、筋道を立てて考え、伝える力をきたえている。
「対話」を大切にするドミニコ独自の学習スタイルは、学びの楽しさや発見する喜びを体感し、子どもたちの感性や表現力、創作力を伸ばすことに役立っている。一人ひとりの豊かな個性は、12年間のゆったりとした一貫教育の中で、自分らしく、じっくりと、誰かのために輝ける場所を探すことで花開いていく。
人を育てることは家づくりと同じ
山下浩一郎校長は、基礎・基本の重要性を家づくりにたとえて説明する。
「家づくりの基本は、最初に丈夫な土台を築くことです。内装などはあとからでも手直しできますが、土台や柱は違います。土台=基礎・基本は、中学年までに子どもたち自らが作り上げることが大切で、その作業に寄り添い、サポートするのが教員の役割だと感じています。家が集まれば、コミュニティが生まれます。隣近所でよりよい関係を築くためには、笑顔でのあいさつや対話によって心を開き、互いを認め、尊重し、共存することが必要です。それこそがキリスト教の隣人愛であり、平和な世界を作るかぎになるのではないでしょうか」。
山下校長は、これからもあたたかいまなざしで、ゆっくりと一人ひとりの子どもと歩み、話を聞き、それぞれの個性を見出していきたいという。
「学校選びでは、お子さんが光り輝くイメージを持てるかが大切です。ここには、困っている人を気づかい、他者を大切にする子どもたちが多いと感じています。ぜひ足を運んでいただき、学園全体に流れているやさしさ、あたたかな空気感を感じてください」。
設立年 | 1954年 |
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学制 | 共学(男女比1:4) |
系列校 | 聖ドミニコ学園幼稚園、聖ドミニコ学園中学高等学校 |
児童数 | 1学年80名(2クラス) |
授業日 | 週5日制 |
学期 | 3学期制 |
昼食 | 月・水・金曜は給食、火・木曜はお弁当 |
初年度費用 | 1,054,400円 |
転入・編入 | ご相談ください |
進路 | 系列校進学80%、男子 他校進学100% |
学校案内 | 公式ホームページでご確認ください |
※上記は2024年5月時点(冊子「スクールダイヤモンド2024」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。
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