教育理念
青山学院教育方針にもとづいて、神さまから与えられた賜物を活かし、感謝の心をもって祈り、神と人に仕える人間を育てる
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25
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http://www.age.aoyama.ed.jp/
最寄駅●渋谷駅(JR線、東急線、京王井の頭線、東京メトロ副都心線)、表参道駅(東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線)より徒歩12分
各国からの留学生や訪問者が行き来する青山学院。初等部には子どもたちの楽しい英語学習の場がある。
英語は12年間一貫で
青山学院の英語教育は初等部、中等部、高等部の12年間を4ー4ー4に区分するカリキュラムによって進められている。青山学院英語教育研究センターが英語教育の軸になり、小・中・高・大までの教員が連携して、カリキュラム構築、独自教材『SEEDBOOKS』の制作、英語科教員の研修活動、私立学校協会の研究会運営、多彩なプログラム展開などが行われている。
「1年生の『SEED BOOK』では、「I」が主語で始まる短い会話から入ります。私はうれしい、私はお腹が空いた、と自分の伝えたいことをいう英語を覚える。主人公は子ども自身です」。
英語室が並ぶ廊下をはさんでつくられた広いフリースペースで英語科の合田(ごうだ)紀子先生が語る。
「お願いする時は“~ please.”受け取ったら“Thank you.”と受け答えをします。青山学院初等部では、キリスト教を基盤とした教育を実践し、『5つのおやくそく』にある「れいぎただしくします」を大切にしています」。
低学年の間は、ふだん使っている単語の正確な英語の音を聴きとることに力を置いている。挨拶や色の名前などは多様な言語でも紹介して、世界の国や文化についても知識をもつように導く。
そこには、英語ができるようになるために学習するのではなく、世界を学ぶスタンスが見える。初等部には日本語を母語としない子どもたちもいる。合田先生はそれぞれの母語を尊重することを忘れない。
4年生からグローバル教育
1年生から6年生まで、英語科の授業は週2時間。授業は専科教員たちが担当している。
4年生からは英語によって開かれる世界に目を向けるグローバル教育が導入される。
社会科でリサイクルの勉強をする時期には英語科でもゴミ問題を討論し、WWFの専門家を招いて絶滅危惧種の話をしてもらい、環境保全について考える。
5年生では家庭科に合わせて、食糧問題を取り上げる。WFP(国際連合世界食糧計画)のハンガーマップ(世界の飢餓人口の割合を色分けして表した地図)の講義を受けて、自分たちに何ができるかを考え、家庭でも話し合う。
6年生は、子どもの権利条約(1989年に国連総会で採択された子どもの基本的人権を国際的に保障する条約)について、ユニセフから講師を迎えて学習し、その後、初等部の「子ども憲章(児童手帳に掲載)」について話し合う。
「英語を通して世界に関心をもって、そこにある問題に気づく。そして、世界中みんな仲間であることを感じてほしい。そうやって少しずつ貢献できる人を育てることが、青山学院の英語教育のめざすところです」と合田先生はいう。
英語でコミュニケーション
英語の授業時間数は少ないが、子どもたちには様々な英語を使う機会がある。
放課後の「チャットルーム」は、週1回、留学中の大学生が5・6人来ておしゃべりをする時間。5年生以上の希望者が参加する。中等部、高等部でも同様の活動を行っている。母語が英語ではない留学生もいるので、彼らが英語力を獲得した体験も参考になる。
英語クラブは、3年生から参加できる。これも週1回で、チャットリーダーがサポート参加する。2つとも参加すると、授業と合せて週4回、英語にふれることになる。そのほか、5・6年生になると学期末の振り返りも、夏休みの日記も英語で書くようになる。
英語学習を「自分で選んで、自分で決めて、行動を起こすときまで待ちましょう」と合田先生は言う。
「ご家庭でも英語で歌ったり、遊びをする機会はたくさんあるでしょう。『SEED BOOK』のリスニングシートを聴くのでも。5年生になって文章のしくみ(文法)の授業が始まると、急速に読む力が高まった例もありますから、急ぐことはありません。わからなくても恥ずかしがることはないし、聴き取れない部分は推量するのも知恵です」。
おおらかに英語力が育つ環境だ。
設立年 | 1937年 |
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学制 | 共学(男子1:女子1) |
系列校 | 青山学院大学・大学院、高等部、中等部、幼稚園 |
児童数 | 1学年128名(32名×4クラス) |
授業日 | 月~金 |
学期 | 3学期制 |
転入・編入 | 欠員が出たときにHPで案内 |
昼食 | 給食週4日(木曜は特別ランチまたはお弁当) |
放課後支援 | 無し |
初年度費用 | 1,593,000円 |
進路 | 系列校推薦進学 |
学校案内 | 学校HPをご覧ください。 |
オープンスクール | 学校HPをご覧ください。 |
※上記は2022年5月時点(冊子「スクールダイヤモンド2022年春号」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。
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