教育方針
高い学力と豊かな情操
〒164-8631 東京都中野区中央2-33-26 Tel 03-3365-0231
http://www.hosen.jp/
最寄駅●中野坂上駅(地下鉄丸ノ内線・都営大江戸線)より徒歩7分
東中野駅(JR総武線)より徒歩15分
愛情と信頼感があふれる学校で
「高い学力」と「豊かな情操」を育む
基底に流れる仏教的情操を養い、強固な志操を持つ教育をめざしながら、都内トップクラスのハイレベルな中学進学実績を持つ。そこには私学のよさを存分に生かした「宝仙のチーム力」がある。
「十の戒め」の唱和が知らずしらず人間性を育てる
「寺院は活社会の中枢に位置を占めねばならぬもの」と教育事業に道を開いた宝仙寺第五十世僧正が、現在の地に幼稚園と高等女学校を開校したのが宝仙学園の始まりであり、キャンパスは宝仙寺と隣接している。児童は登校すると、まず観音様の像に合掌してから教室に入る。朝の時間は全員で「十の戒め」を唱和することから始まる。「十の戒め」とは、真言宗の十善戒をやさしく言い換えた内容である。「暗唱することで、人としてやってはいけない事柄が自然に身につき、自己を形成する基本となります。食事の時の合掌も登下校時の合掌も、繰り返すことで感謝の心を育み、態度に落ち着きが出るようです」と和智紀朗校長は言う。「入学式翌日の花祭り、7月のみたま祭りといった仏教行事体験によって、特別の信仰心を持たない私でさえ触発されます。子どもたちにも内面の気づきが宿るように思われます」。
和智校長は毎朝欠かさず児童を握手で迎える。「いつも通りならいいのですが、ちょっと気にかかる様子の時は声を掛けます。ほとんどの場合『なんでもない』という返事が返ってきますが、それでいいのです。自分を気にかけてくれる人がいることに気づき、それで安心感を得てくれます」。
1年生は入学から1年間、6年生とペアを組み、20分休みに遊んだり、遠足も一緒に行動する。下校時も方面別にまとまって下校するなど、学校全体で生活活動が運営されている。それだけに宝仙学園の情操教育は多彩だ。校内に設けた「観察台」は児童たちが持ち寄った植物、鉱物あるいは動物写真にカードを添えて載せる場所。児童と保護者と教員がみんなでつくりあげる自然観察の場だ。
「高い学力」を培って児童たちは巣立って行く
宝仙学園小学校は全員が中学受験をする。男女とも有名校への進学者が多い。児童が自分らしさを発揮して充実した中学生活を送ることができる学校を選択することを尊重し、そのスタートラインに立つために中学受験があると位置づけており、学校全体で進学指導に力を入れている。
そこには、独自の教育計画に基づいた数々の体制が組まれている。国語、算数、理科はオリジナル教材も使用して、基礎・基本を重視する。一見遠回りのように見えても深い理解を重視する。特に受験で差がつきやすい理科と算数に力を入れている。理科室は1人1実験が可能な設備を整え3年生からは専門教員が担当する。教科担任制は5・6年生では全科に及ぶ。また、5年生からは習熟度別4クラスに分けた「特別国語」「特別算数」の時間を設けて綿密に指導する。
こうした努力によってカリキュラムの授業時数が公立校に比べて年間プラス100時間にものぼる。6年生の1学期までに小学校全課程を修了し、以降は国公立・私立の演習問題や模擬テストなど、中学受験に向けた対策に集中する。
しかし、受験一辺倒ではない。3年生以上が参加できる希望制クラブばかりか、5・6年生の必修クラブ活動ではスポーツ、コンピュータ、音楽など11のクラブから選んで週1回活動する。高学年は全員必ずいずれかに所属して委員会活動もする。もちろん自然体験や勤労体験などの多彩な校外学習も、林間学校、英語キャンプ、スキースクールなど行事もいっぱい。「豊かな情操」を育んでいる。
設立年 | 1953年 |
---|---|
学制 | 共学(男女比1:1) |
系列校 | こども教育宝仙大学、宝仙学園中学・ 高等学校共学部 理数インター、同高等学校女子部、同幼稚園 |
児童数 | 1学年70名(35名×2クラス) |
教職員数 | 31名(専任) |
学期 | 3学期制(夏休み7月中旬~8月31日) |
昼食 | 給食 |
初年度費用 | 1,081,800円 |
進路 | 系列校進学、私立・国公立中進学100%(2014年度) |
学校説明会 | 2015年6月12日(金)、9月11日(金)(いずれも10 ~12 時) |
公開行事 | 7月みたま祭り、10月運動会、10月宝仙祭 |
※上記は2015年5月時点(冊子「スクールダイヤモンド2015年春号」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。