教育方針
「感謝の心」を大切にして心と体と頭をきたえ、
未来に輝いて生きる女性を目指します。
〒171-0031 東京都豊島区目白2-22-3 TEL:03-3984-8321
http://www.kawamura.ac.jp/syougaku
最寄駅●目白駅(JR山手線)より徒歩2分、雑司が谷駅(地下鉄副都心線)より徒歩7分
自分らしく豊かに過ごし、
強さをもって自立する女性へ
歴史ある女子一貫教育を貫く安定感が、日々に感謝し、相手を思いやる心を育む。
感謝の心と女性の自覚を
川村学園は、1924(大正13)年4月に川村文子によって創設された川村女学院に始まる。前年9月の関東大震災で焼け野原となった東京の姿に、かねて教育界への献身を考えていた文子は、学校開設を急いだ。復興のために女性が使命に目覚めて動き出す必要があると考えたのだ。それから90年余を経てなお創設の理念は川村学園の精神的支柱である。
「文子先生は、感謝の心が基盤を成すとお考えになり、在る物すべてに感謝することの大切さを説かれました。命あることに感謝し、成長することに感謝し、家族や友人、また社会という自分のかかわるすべての人に感謝の心をもつようにと教えられたのです。また、“命の誕生”の意義を深く感じ取るようにと始められた誕生会は今に続いています」と、副校長の村田町子先生は語る。
創立者から受け継ぐ心の教育
月に1度、1年生から6年生まで全員が講堂に集まって、その月生まれの子どもたちを祝う誕生会。副校長が、この時に月間目標の言葉をテーマに講話を行う。
「12の二字熟語を月の目標として掲げたのも文子先生です。その言葉から学ぶべき内容を記された文書も遺されていますが、それは少し難解なので、原文を活かしつつ作成した解説を付記して、小学校でも中学校、高等学校でも活用しています」。
1月の向上や6月の健康のように目標として理解しやすい言葉もあるが、5月の報恩や10月の本分のように小学生にはなじみのない言葉もある。礼節や質素などは時代にあったアレンジも必要だ。
「あえて言い換えたりせず、言葉とともにその意味する本質を理解するように努めています。人それぞれに、受け取る意味は異なると思いますが、卒業生から月間目標は心の中に生きているという言葉をよく聞きます。2018年から教科書を使用する道徳授業が始まりますが、川村では創立以来、月間目標が道徳の教えです」。
衣食住の基本がエレガントさに
豊かな生活を構成する衣食住のスキルも、小学校では基本を身につけておく方針である。
まず毎日の食事を、心身の成長を支えるものとして重視している。給食は「会食」と呼び、お箸、ナイフ・フォークを使い分けていただき、マナーも身につける。提供する献立は栄養バランスのみならず、材料選びから調理まで気を配り、アレルギー疾患にも対応している。
5・6年生の家庭科は実技学習を重視する。調理実習の最初は「家族のためにお茶を入れよう」というもので、正式な茶器を用いて作法に従って入れる。ここで身につけたしぐさが、将来その人のエレガントな面として表れることが意識されている。
「創設者川村文子先生は茶道、華道、香道などの日本文化に通じておられ、『紫雲流茶道作法の道しるべ』などの著作も上梓されています。最晩年まで油絵や陶芸もなさっていました。子どもたちもさまざまな活動に主体的に取り組んでおり、これが生きる日が来ると思います」と副校長はいう。
放課後には、発達段階に合わせた多彩な活動が展開されている。川村の伝統ともいえる「静」の分野、茶道や華道をはじめ、水泳、体操などを取り入れたアフタースクール・セミナーのほか、一貫校のメリットを最大限に活かし、中高とのクラブ活動と一体化させ、フラダンスや新体操、フットサル、陶芸など19種類ものクラブ活動がある。
また、年間を通して、英検対策講座、算数セミナーを開講し、放課後の時間を活用した学力向上の取り組みも実施。英検では、準1級を取得した児童も複数おり、メディアルームにおいて臨んだ世界算数大会で好成績をおさめるなど、多方面で様々な成果をあげている。
設立年 | 1932年(初等部開設年) |
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学制 | 女子校 |
系列校 | 川村学園(保育園、幼稚園、中学校・高等学校、川村学園女子大学・大学院) |
児童数 | 510名 |
教職員数 | 31名(専任) |
授業日 | 月~土(月2回土曜休日) |
学期 | 3学期制 |
昼食 | 給食(会食) |
初年度費用 | 1,086,600円(給食費・積立金等含む) |
進路 | 系列校進学70%以上 |
学校説明会 | 2018年6月24日(日)、9月17日(月・祝)[要予約] |
自己推薦個別審査説明会 | 2018年9月4日(火)[要予約] |
公開授業 | 2018年9月4日(火)[要予約] |
オープンスクール | 2018年7月14日(土)、8月25日(土)[要予約] |
※上記は2018年5月時点(冊子「スクールダイヤモンド2018年春号」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。