ミッション
基礎・基本をしっかり身につけ、人間関係を深める
〒157-8511 東京都世田谷区成城6-1-20(仮校舎 ~2019年8月末まで)
TEL :03-3482-2106 FAX :03-3482-4300
http://www.seijogakuen.ed.jp/
最寄駅●成城学園前駅(小田急線)より徒歩8分
新校舎で具現化する
第2世紀の「成城っ子」教育
2019年度は成城学園初等学校が新校舎での教育をスタートする記念すべき年になる。「つながる」教育を具現化する新校舎で、成城学園初等学校の進化する教育が躍動する。
タテとヨコに「つながる」新校舎
2019年の2学期から初等学校は新校舎に移る。新校舎は地上2階・一部地下1階建てで、普通教室は2階部分で、東・中・西の3グループに分かれ、1~6年の各1クラスずつが、1グループに配置される。校舎は渡り廊下でつながっており、「3つの学校がつながっているイメージです」と渡辺共成校長は話す。「小規模な学年交流が空間的に実現することで、タテの人間関係が一層強まります。1・2年生は不安なく学校生活に溶け込み、各学年それぞれの役割を果たしながら成長し、6年生になるころには高い自立心を持ってくれるでしょう」
1階の大部分を占めるのは開放的な図書室とオープンスペース「つながるーむ」。西棟地階はパソコン室(映像の部屋兼用)やスタジオなどが整備される。つながるーむは全校生徒660人が一堂に集まることができる広さで、全校、学年単位、2学年単位など幅広い活動に対応できる。
英語教育と理数系の強化
成城学園の創設者澤柳政太郎が102年前の1917(大正6)年に掲げた創設趣意「個性尊重教育、自然と親しむ教育、心情の教育、科学的研究を基とする教育」は、100年を経てなお、新しい。〝科学的研究を基とする〟とは、時代に合った初等教育の方法を研究して実践せよというもの。その歴史を踏まえ、十数年前から取り組んでいる100年プランカリキュラムの一部を紹介しよう。
英語教育では、幼稚園から大学までつながる成城学園英語一貫教育プログラムを2017年から行っている。初等学校1年生は英語で自己紹介できるようになる、高等学校2年生は英語でディベートができるようになる、といったように、学年ごとの学習到達目標「CAN.DOリスト」を設定して学習に取り組ませる。
理数系教育の拡充も図る。成城大学は文系学部の大学だが、文理融合の時代に沿ってデータサイエンスの授業を行う。初等教育においても情報リテラシーの習得は大きなテーマだ。
「これからはICT機器を使う機会が、理科や数学に限らず、他の多くの教科で増えると思います。利用するばかりではなく、映像(3~6年)の授業などで、児童たちが利用法を自ら考案したり、動画作品を作ったりして、創造力と表現力を豊かに高めていってくれればと思います」と渡辺校長。
数学の授業では、一年生から数量や図形に関する体験を通して、「どのようにして比べるか」「なぜそう思ったか」、問題解決における思考の過程を説明したりすることに重きを置いている。教科書『児童数学』では独自のカリキュラムが反映されており、基礎力の向上はもちろん、深い学びにつながっている。
情操を培い、育む、特色ある教科学習
成城学園には情操を豊かに育む伝統があり、その代表的なものが「舞踊」(1~4年)と「劇」(3~6年生)。舞踊はのびのびと体を動かして、心と体を解放する。独自のテキストを用いてクラスが力を合わせて取り組む劇の授業は、文学・美術・音楽・舞踊などの学習と結びつくカリキュラム構造を持っており、「劇の会」を年に3回行う。
美術(図工)は絵・彫塑・工芸の3分野に分かれて、それぞれに担当教員がいる。児童たちは各分野での専門的な造形活動を通して、感性を養い新たな価値を生み出す力を育んでいる。音楽は広いジャンルの歌を歌うことに多くの時間を割き、年に2回の「音楽の会」を開催する。
ほかにも、学級活動の自治的運営を重視する「城の時間」や、異年齢交流活動の「つながり」の授業などの新しい試みが続き、子どもたちは楽しさあふれる毎日を過ごしている。
創立年 | 1917年 |
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学制 | 共学(男女比1:1) |
系列校 | 成城大学、成城学園中学校高等学校、成城幼稚園 |
児童数 | 1学年108名(36名×3クラス) |
教員数 | 40名 |
授業日 | 週5日制 |
学期 | 3学期制 |
昼食 | お弁当 |
初年度費用 | 約1,336,000円(2018年度) |
進路 | 系列校進学95〜100% |
学校説明会 | 2019年6月と9月実施予定(詳細はHPで発表) |
オープンキャンパス | 2019年7月実施予定(詳細はHPで発表) |
授業参観 | 2019年5月〜9月(詳細はHPで発表) |
※上記は2019年1月時点(冊子「スクールダイヤモンド2019年新春号」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。