日本大学藤沢小学校

 教育目標  
基本的な知識を身につける。心と体の健康を育む。
豊かな体験を通して学ぶ。

〒252-0885 神奈川県藤沢市亀井野1866
TEL:0466-81-7111 FAX:0466-84-3292

http://www.fujisawa.es.nihon-u.ac.jp/

最寄駅●六会日大前駅(小田急江ノ島線)から徒歩15分

日本大学創立130年の原点に立ち、
1年生から、自主創造に向かって進む

同じキャンパスにある大学や高校・中学と連携した教育が行われる恵まれた環境で、家庭と十分なコミュニケーションを取りながら、充実した学校生活を思い切り楽しんで過ごす。

加藤隆樹校長

内面を育てる時間を重視

 日本大学生物資源科学部や日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校がある湘南キャンパスに、2015年に開校した日本大学藤沢小学校。広大な敷地には大学の研究施設である農場や博物館、バラ園などがあり、子どもたちにとって申し分ない教育環境だ。

 生物資源科学部の協力を得て、農園では4年生がさつまいもの収穫、5年生は農場実習で大根、小松菜、プチトマトなどの種まきを行う。大学生がサポートをしてくれ、広がる青空の下、子どもたちの笑顔が絶えない。中学校に進むと、種まきから収穫までの一連の農作業を1年かけて行う。これを心待ちにする子どもも多い。

「外に出て活動するときはどの子もみんな楽しそうで、こうした時間の大切さを実感します。小学校教育の根本は、安全で、ゆとりをもった環境を整え、子どもたちをのびのびと育てることです。学校で過ごす時間は、教科の授業も野外などの活動も、友だちと遊ぶ時間も楽しい時間であってほしい」と加藤隆樹校長は言う。

 各学年では、内外の専門家による特別授業が、ほぼ年間2回行われる。生物資源学部の先生による昆虫、海の生物(貝)、きのこの話などのほか、講談師を招いての『忠臣蔵』の口演、フラワーデザイナーによる親子でクリスマスブーケづくりといった授業もある。

「小学校時代はいろいろな人と交わり、たくさんのものに触れて、内面を育ててほしい。日本大学が掲げる教育理念『自主創造』に向かって歩んでいくことは小学校から始まっています」(加藤校長)。

 自主創造とは自ら学ぶ、自ら考える、自ら道をひらく力であり、自主創造は日本大学の130年の歴史の中で数多くの有為な人材を輩出してきた土台となっている。

今日の朝の会は体操からスタート

国語、算数、体育で基礎づくり

 授業は国語、算数、体育を、すべての教科の基本と位置づけ、国語・算数の基礎学力と、体育で培う体力とあきらめない心は、理科、社会、英語、音楽、図工、家庭の教科の学びに活用される。

「こうした学び方は、学びの視野を広げ、豊かな人間形成につながります。1・2年生は楽しく勉強する姿勢をまず身に付けます」(加藤校長)。

 英語を例にとると、1クラスを2つに分け、授業時間も半分に分ける。半分は英語教室でネイティブ講師による英語授業。半分は教室で漢字練習や計算練習、あるいは日本人英語教員による英語授業。20分余りのところで、子どもたちは移動して入れ替わる。切り替わることで改めて学習に集中できる。

「高学年になると国算理社英の5教科の授業内容は教科書より先へ進みます。低学年のうちから知る・できる楽しさを体感していれば、高学年、さらに中学・高校の学校生活が充実します」と言う、藤沢中学校で教鞭をとっていた加藤校長の言葉は説得力がある。

 2021年3月に一期生が卒業を迎える。基準を満たせば希望者全員の藤沢中学校への進学を認める方針だが、外部受験者と一緒に受験する入学試験のテストも学力評価の目安とされる。加藤校長はそれより上の学力をもって送り出せるだろうと見込んでいる。

 放課後の活動でも自主創造を育む。「遊学タイム」は、好きなことをもっと伸ばし、苦手なこともていねいに学習する機会として提供している。毎朝希望者を募り、教員が指導に当たる。利用者は1・2年生が多いが、高学年も自主学習などに利用している。

 2021年度からは新しく、預かり時間の長いアフタースクールも導入する。外部事業者が藤沢小学校の方針に合わせて学内でプログラムを準備する。体育館やグラウンドも使えるので、勉強や芸術だけでなくスポーツ関連のプログラムも行われる。

School Data
設立年 2015年
学制 共学(男子1:女子1)
系列校 日本大学、日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校
児童数 1学年72名(36名×2クラス)
教員数 33名
授業日 週6日制
学期 3学期制
昼食 お弁当/当日朝のお弁当注文受付けあり
初年度費用

1,080,000円

進路 系列校進学80%(見込み)
学校説明会 2020年度の日程については公式HPでご確認ください。(5月~9月 開催予定)

※上記は2020年5月時点(冊子「スクールダイヤモンド2020年春号」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。

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