教育目標
目あてをさして進む人・まごころを尽くす人・
からだを丈夫にする人
〒154-8533東京都世田谷区太子堂1-7-57
Tel:03-3411-5114 Fax:03-3411-5356
http://es.swu.ac.jp/
最寄駅●三軒茶屋駅(東急田園都市線)より徒歩7分
下級生へ、友だちへ、手を差し伸べ合う日々が
感謝とやさしさをもって行動する6年生を育てる
掲げる3つの教育目標は、人見圓吉初代校長が発した建学の精神「世の光となろう」の実践を勧めている。子どもたちは6年間の学校生活でこの理念を理解し、自分の道を選択する。
チャンスを提供する環境
三軒茶屋、玉川通り(国道246号線)から一歩入ると、おだやかな別空間が現れる。この全学が集まる8万㎡余のキャンパスをはじめ、東明学林(神奈川県足柄上郡)、望秀海浜学寮(千葉県館山市)の二つの宿泊研修施設、米国で運営する昭和ボストン。これらは2000(平成12)年まで在任した人見楠郎第二代理事長・校長が教育にかけた情熱の賜物だ。
その感化を受け、昭和小学校は教員の熱心な研究活動と指導実践が実り、総合的な学習の時間の成果「昭和っ子の研究」や「聞く力」を重視する独自の英語プログラムなど先進的な取り組みで数々の教育賞を受賞してきた。
一方で、0歳児から受け入れる附属の昭和こども園、和食の献立を多くとり入れた給食、19時まで開室のアフタースクール、昭和ボストン校への研修ツアー(希望者)など、保護者にとって有難い体制が整っている。「昭和小学校は、子ども自身にチャンスを提供するところです。子どもたちにはそれを十二分に活用してほしい」と富永剛教諭は言う。
人をつくる活動や行事
体験を通して体や心をきたえる。とりわけ異学年交流や宿泊行事は人に感謝し、人を思いやることを学ぶので、重視されている。
教室やトイレの清掃は子どもたちの役目だ。3年生から5年生の縦割りグループで毎日清掃を行っている。トイレや教員室など特別な場所は6年生が担当する。
1年生と2年生は防災訓練の一環として、一泊二日、自分のシュラフで教室に泊まる体験をする。3年生以上は毎年、異学年と一緒の宿泊行事がある。4、5年生は春に東明学林、そして夏には望秀海浜学寮でそれぞれ三泊四日を過ごす。3年生は初めての学寮宿泊を秋真っ盛りに6年生と過ごし、学寮生活の楽しさを教えてもらう。
低学年の時に面倒を見てもらった経験が、いずれ高学年になった時に他を思いやる気持ちを育んでいく。
6年生の修学旅行
6年生になって初めて、学年単独の北海道修学旅行が行われる。2017年はニセコでハイグレードなホテルに3泊4日。その後、函館に移動して日本旅館に1泊した。北海道開拓、五稜郭の歴史、アイヌの文化などを事前学習も含めて学ぶ一方で、登山やラフティングなどなかなかハードに体を使うプランも盛り込まれている。
その中で、雨に降られて「だいじょうぶ? 頑張ろうね」と声をかけあって山を登り切った達成感を得ることもあれば、函館の夜景に「夜景は一つ一つの光が組み合わさってできているように、私たちのクラスも一人一人の個性が集まってこそ一つのクラスとなる」と作文に綴る知性も磨かれる。
最後は班ごとの自由散策。団結して冷静に行動する子どもたちと、信頼する教員や保護者にとって、6年間培ってきた体力、知力、判断力、コミュニケーション力の集大成を実践する時間だ。
男子は全員が他の中学校へ進学するので、個々には受験勉強もしているのだが、学校行事にかける熱意はすごい。女子は80%が内部進学をする。小泉清裕校長は「進路は自分で考えて選びなさい」と指導する。自分の意志で進学先を決めることが、その先の学ぶ姿勢につながるからだ。成果は、大学進学や社会人となったころに表れるものかもしれないが、小学校時代の人間の土台づくりがあってこそ活きるということだろう。
設立年 | 1953年 |
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学制 | 共学(男女比1:5) |
系列校 | 昭和女子大学大学院(共学)、昭和女子大学、昭和高等学校・中学校(女子校)、昭和こども園(共学) |
児童数 | 1学年105名(35名×3クラス) |
教職員数 | 45名 |
授業日 | 週5日制 |
学期 | 2学期制 |
昼食 | 給食 |
初年度費用 | 約960,000円 |
進路 | 系列校進学女子80%、他校進学男子100% |
学校説明会 | 2018年4月15日(日)予定 |
公開学習見学・学校説明会 | 2018年5月12日(土)、6月16日(土)(予定) |
進学相談会・学校説明会 | 2018年9月2日(日)(予定) |
※上記は2018年1月時点(冊子「スクールダイヤモンド2018年新春号」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。