教育理念
豊かな知性・感性を土台とする人間形成
〒186-0005 東京都国立市西1-15-12
TEL:042-572-3531 FAX:042-576-5730
http://www.onsho.ed.jp/
最寄駅●国立駅(JR中央線)より徒歩13分、同南口バス停(1)よりバス3分「音高」下車5分
矢川駅(JR南武線)よりバス5分「音高」下車5分
創造的な活動や遊びの経験が
子どもたちの学ぶ意欲を促す
音を聴き、音に反応して体を動かす音遊び。音楽大学附属ならではの音楽を起点にするさまざまな学びが感性を育て、好奇心を呼び覚ます。
音楽教育で感性を伸ばす
国立音楽大学附属小学校は、音楽の道へ進む子どもたちのための小学校というわけではないが、優れた音楽環境を生かして、独自の音楽教育を取り入れているのが特長だ。一人ひとりの個性を見出し、感性を伸ばす教育を行っている。
音楽の教科は、音楽、コーラス、リトミック、器楽がある。最も特徴的なのが、リトミックの時間だ。全身を使って音楽を動きで表現することを学ぶ。そして、心の躍動と共にいきいきと表現する楽しさを思い切り体感する。リトミックは、スイスの作曲家 エミール・ジャック=ダルクローズによって創られた、音楽と体の動きを結びつけた総合的な音楽教育法である。
リトミックの教室には子どもたちは動きやすい体育着で集まり、机も椅子もない空間で、ピアノを聴き取りながら、のびのびと動く。友だち同士で、音楽の拍に合わせて歩いたり、動きで一つの作品を創ったりするなど、体全体を使ってさまざまな音楽体験をする。そうして得た経験を、より豊かな自己音楽表現へと繋げる。
近年では、音楽科と他教科とのコラボレーションも行っている。国語科で谷川俊太郎の「生きる」を取り上げ、子どもたちがそのテーマで詩作を行い、音楽科では子どもたちの創作も加えながら、打楽器アンサンブルで「生きる」を表現した。今年度は「海」をテーマに、音楽科・造形科で教科横断的な表現活動も企画している。このような創造的な活動の中で、子どもたちは個性を存分に発揮し、お互いの表現を認め合っている。豊かな学び合いは、感性をより育んでいく。
また本校では、英語の授業でE T M(Education ThroughMusic)というアメリカ発祥の教育メソッドを取り入れており、マザーグースや伝承歌などを題材にしながら体全体を使って遊ぶ活動を行っている。歌うことによって音と音節がかみ合うので、自然に英語特有の「音節感覚」や「リズム」が身に付く。さらに、音楽でたくさん行っている「聴く」ことが英語にも生かされており、子どもたちのリスニング力に繋がっている。
本物を体験する
初代校長有馬大五郎は、「子どもには、いつでも本物を見、聞かせること」と、体験を重視した考えを唱えている。その考えは今でも受け継がれており、音楽以外の様々な場面でも見ることができる。例えば、理科では学年ごとに「理科見学」が実施されており、昆虫採集や化石採集等を体験する。このように本物に触れることが、子どもたちの深い学びに繋がっている。宿泊行事はほとんどが登山中心のプログラムとなっており、大自然の中でさまざまな経験ができる。これらの経験は、目的を達成するための知恵となり、統合された知識となって、その後の活動や生きていくうえで大きく役立つものとなっている。
フレキシブルな進路
附属中学校は、音楽コース(音楽準備プログラム・音楽実技プログラム)と文理コース(総合プログラム・特別選抜プログラム)があり、卒業生の50~60%は附属中学に進学している。ここで特筆すべきは、入学後にコース変更や主楽器変更が可能であるということだ。節目節目で自ら進路を考え選択していけるフレキシブルな教育体制は、大きな魅力の一つである。
小学校時代にたくさんの遊びや活動を通じて多くの経験をすることが重要であり、そこで感じたことが机上の学習に結び付いていく。6年間で培われた基礎力や表現力、コミュニケーション能力等の力は、中学・高校・大学ではもちろんのこと、社会に出てからも役立つに違いない。そしてそれ以上に、人生を豊かにしてくれるだろう。
設立年 | 1953年 |
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学制 | 共学(男女比1:2=2020年度) |
系列校 | 国立音楽大学・同大学院、国立音楽大学附属高等学校、国立音楽大学附属中学校、国立音楽大学附属幼稚園 |
児童数 | 293名(2020年度) |
教員数 | 31名 |
授業日 | 週5日制 |
学期 | 3学期制 |
昼食 | お弁当(お弁当注文システムあり) |
初年度費用 | 945,000円(2020年度入学者) |
進路 | 系列校進学50~60% |
学校説明会・公開授業 | 2020年6月23日(火) |
学校説明会・プレスクール | 2020年7月19日(日)、9月13日(日) 詳細は学校HPをご覧ください。 |
※上記は2020年5月時点(冊子「スクールダイヤモンド2020年春号」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。