教育目標
一人ひとりの個性を育てる
知能を伸ばし、創造性豊かな人間性を育てる
正しい心、優しい心、たくましい心を育てる
〒180-0023 東京都武蔵野市境南町2-11-8
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考える力を育てる遊び
「最初から勉強ぎらいの子はいません」と、聖徳学園小学校の和田知之校長は確信を持って話す。
周囲の何にでも興味を持ってなぜ?どうして? と連発するばかりではなく、何か一つに夢中になって、そのことにばかりに関心を寄せる時期が来る。
「一日中そのことを考えて、調べ始めれば時間を忘れる。そんな時間が、考える力を育ててくれます。ときどき、勉強に役立ちそうなので昆虫が好きなら良いけれど、鉄道好きは困ったものと思う親御さんがいらっしゃいますが、そんなことはありません。好きなことについて深く知りたくなるから、勉強が好きになる。勉強好きが、新しいことに出会うから、いっそう勉強したくなります」
聖徳学園小学校では思考力そのものを伸ばすオリジナル授業、知能訓練が行われている。なぞなぞ、迷路、パズルなど、頭を使って考える遊びを90分授業で1年から4年生まで行う。
紙製両面刷りの漢字パズルは、折り方を折り紙のように操作して漢字が現れれば完成。最初は文字の色を参考にしながら折ることができるが、難しくなってくると色のヒントはなくなる。学年があがるごとに難度をあげていく。
90分は45分授業を連続して使う形で、英語と体育を除き、1年生から90分間授業を行っている。クラス全体で話し合いながら授業を進めるなかで、進行から外れた発言があっても、先生は聞き逃すことなく耳を傾ける。個性を重視し、好奇心を制約しない環境で、子どもたちは活き活きと学校生活を楽しんでいる。
成長の変化を知る知能テスト
学園の創立は1927(昭和2)年だが、小学校が設立されたのは、長い戦争の時代が終わった後の1951(昭和26)年のことだった。1968(昭和43)年に英才教育に方針転換をして、賛否をめぐり世の中の話題となったが、方針を貫き、聖徳学園小学校と校名を改めて今日に至っている。
入試選考に「聖徳式知能テスト」を行い、入学後は1年ごとに知能テストを行う。
「知能テストは学力との相関性も読み取れるので、成長の変化を見ながら指導できます。高学年の子どもは、自分で適性や進路を検討する材料にもしています」
聖徳学園では、就学前の子どもを対象に「英才教室」を開いている。さまざまな知育教材を使って考える力を育てることが目的で、小学校受験に役立つスキルの習得ではない。また、和田校長の行っているズーム講演会は、保護者に向けて子育てのポイントをわかりやすく説くもので、人気が高い。
勉強が好きな子どもたちが集まって、互いに影響し合うことで、学力も伸び、才能も花開く。
内部推薦入試では、系列の中学校に単願か併願ができる。中学受験をする場合、専門性をもつ学校や難関校を選択する子どもが多い。いずれにしても、子どもたち自身が、自分の考えで進学先を決めていく。
道徳として「7つの習慣」に基づくリーダーシップ教育を行っている。
「『リーダーインミー』すなわちリーダーは自分の中にいる、自分を操縦するハンドルは自分で握ろうということを体系的に伝えています」
特徴ある教育方針の下で培った「考える力」は、子どもたちを自律に導く。
設立年 | 1951年 |
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学制 | 共学 |
系列校 | 英才教室、幼稚園、中学・高等学校 |
児童数 | 1学年33名×2クラス |
授業日 | 週5日制 |
学期 | 3学期制 |
昼食 | お弁当、学園食堂のお弁当・ハンバーガー |
放課後支援 | アフタースクール(学内学童)、放課後教室(レゴ®スクール、ECCジュニア英会話教室、剣道教室) |
進路 | 内部進学10% |
学校説明会・体験授業 | 5月20日(土) ※要ウエブサイトから事前申し込み |
※上記は2023年5月時点(冊子「スクールダイヤモンド2023年」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。
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