教育方針
少人数教育、小中高一貫教育、英語・国際教育、キリスト教教育
〒336-0974 埼玉県さいたま市緑区大崎3642
TEL :048-711-8221
https://www.uls.ed.jp/
最寄駅●北浦和駅(JR京浜東北線)西口より20分、東川口駅(JR武蔵野線)南口より15分、北越谷駅(東部スカイツリーライン)西口より20分、浦和美園駅(埼玉高速鉄道)より3分、いずれもスクールバス運行
青山学院大学の系属校としてのスタートとなる2019年度。小・中・高の児童・生徒が1つの校舎で学ぶ12年間のキリスト教主義に基づく教育は大学へとつながる。
ギフト教育
「人は誰もが神さまからギフトを贈られています。ギフトとは一人ひとりの才能や個性のことであり、子どもたちのそれはまだ小さな『種』。それを見つけて伸ばしていくのが教育です。成長した後は、その才能を他者のために生かして使います。それによって感謝され、また自分も感謝する人間になり、幸せな人生を送る。これがギフト教育の考え方です」と話すのは、青山学院大学系属浦和ルーテル学院の福島宏政校長。
1953年、さいたま市浦和区駒場に浦和ルーテル学院が創立された当初は、児童4人、先生4人から始まったと伝えられる。現在地に移転したのは2015年1月。小・中・高を1~12学年と呼び、福島校長は小学校および中学校・高等学校全体を束ねる。
ギフト教育には、①少人数教育、②小中高一貫教育、③英語・国際教育、④キリスト教教育、という4つの柱がある。12年間を見通して教育を考えるので、例えば「思考力」へのアプローチも独自に研究されている。
「近く小学校で導入される『プログラミング学習』ですが、そのスキル上達の前に基礎になる論理的思考力を培うことが先だと考えています。発達段階に応じて様々なケースに対応した論理的な思考力を育て、課題解決を探っていきます」と福島校長。
毎年の国際交流
広い敷地に建つ校舎は1階が1~3年生、2階が4~6年生、3階が7~9年生(中学校)、4階が10~12年生(高等学校)の教室と、まさしく一貫教育の環境を整えている。特別教室、屋内プール、体育館などは全12学年が使用する。全校12学年の交流は日常的なことだ。
1クラス20~25名の少人数で、子ども一人ひとりをていねいに育てる。小・中・高すべての先生が、すべての子どもを見守ることをモットーとしており、全校の児童・生徒の名前と顔を覚えるよう心がけている。
キャンパスには外国からの訪問者が多く、子どもたちは自然に国際感覚を磨く環境にある。アメリカ・カルフォルニア州の姉妹校コンコーディア大学からは教授と学生が5月に来校し、英語を母国語としない人のための英語教育を専攻する学生が、実習授業を行う。またアリゾナ州フェニックスのルーテル教会からは中・高生達が6月に来校し、一緒に英語の歌を歌ったり英会話などを通して交流を深める。
英語の授業は1年生から行われ、小学校スピーチコンテストも実施して来た。1年生は全員で英語の歌を歌い、5・6年生になると独自のスピーチを行う。国際教育と結びついている英語学習なので、成果は高く9年生修了(中学校卒業時)での英検準2級取得は7割を超える。
青山学院大学との系属
2019年度から青山学院大学と結んだ系属校協定が実効する。すなわち2019年度入学の1年生は12年生卒業時、進学基準を満たせば、全員が青山学院大学へ推薦入学が可能になる。
卒業生はこれまでも大学進学には優秀な実績を上げてきた。そこに満足せず系属校を求めた理由を、福島校長は次のように語る。
「12年間、キリスト教主義の下で手塩にかけて育てた子どもたちには、さらにキリスト教精神を深めながら大学生活を送ってほしい。人を愛し、自分の能力を活かして奉仕するという精神を確固としたものにして社会に出てほしい。そんな思いから、同じキリスト教主義の立場で高い教育力を誇り、信頼を寄せる大学として青山学院大学との提携を求めました。同大学の掲げる『サーバントリーダー(奉仕するリーダー)』や、個性と多様性を大事にする『Be the Difference』にも深く共感します」
経過措置として、現在の在校生にもかなり大きな規模の推薦枠が適用されるという。
設立年 | 1953年 |
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学制 | 共学(男女比1:1) |
系列校 | 青山学院大学系属浦和ルーテル学院中学校・高等学校 |
系属校 | 青山学院大学 |
児童数 | 1学年75名(25名×3クラス) |
教員数 | 30名 |
授業日 | 週5日制 |
学期 | 3学期制 |
昼食 | お弁当 |
初年度費用 | 1,005,600円 |
進路 | 系列校進学90% |
学校説明会・体験授業・授業公開・プレ入試 | 詳細は学校ホームページでお知らせします。 |
※上記は2019年1月時点(冊子「スクールダイヤモンド2019年新春号」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。