東京都市大学付属小学校

 教育方針  
「高い学力の定着」と「豊かな心の育成」を柱に、
明るく楽しい学校づくり

〒157-0066 東京都世田谷区成城1-12-1
TEL:03-3417-0104 FAX:03-3417-1332
http://www.tcu-elementary.ed.jp
最寄駅●成城学園前駅(小田急線)より徒歩10分

楽しい! おもしろい! 活躍している!
大満足の学校生活を過ごせる環境

「日本一楽しく中学受験できる私立小学校」を名乗り、
充実した学校生活と進学実績をあげている。

元気いっぱいの授業(低学年)

学びの始まりは好奇心

 教室にどーんと置かれた1本のカツオ。本物のカツオを前にこれから漁業の学習だ。カツオというと一本釣りのイメージだが、実際には南方海域で巻き網漁も行われている。「違いは何だろう。」素朴な疑問から消費、価格、資源の維持、漁業権問題などへと次々に考察が広がる。

 ある日は山盛りの真っ赤なイチゴが登場する。ひとしきりイチゴを食べてから、農業の授業が始まる。このイチゴは真っ赤、かため、先が尖っているなどの観察から、やわらかくてまるっこいイチゴとどう違うのかと疑問が生まれる。

「いつもカツオやイチゴを準備できるわけではありませんが、教員はいろいろなアイデアを日ごろから蓄積して授業に備えています。限られた時間の中で子どもたちの意欲を高め、吸収力が深まるように工夫します。楽しい体験から始まった授業が、経済や社会の問題に踏み込んでいくわけですが、子どもたちの熱い想いや柔軟な考え方に、いつも驚かされます。」と、入試広報部長の榎本哲哉先生はいう。

意欲を学力につなげる

 2017年度は例年以上に男子も女子も有名中学校への合格者数が多かった。しかし、榎本先生は学ぶ力が花開くのはその後だと考えている。

「有名校への合格を競うのではなく、子どもたちが希望する学校に進むことができるかどうかが重要です。高学年でつけた自ら学ぶ力が発揮されるのは何も受験の時だけではなく、中高生になってからの場合もあります。本校で培った学ぶ力を進学先の学校でもいかんなく発揮してほしいです。」

 1・2年生は「からだ全体で学ぶ」、3・4年生は「ともに学ぶ」、5・6年生は「自ら学ぶ」というコンセプトを立てている。それを後押しする環境がある。

 新校舎になって10年、少しずつ新しい設備を導入している。例えば、全教室に設置した移動式電子黒板は従来の黒板と併用して、子どもたちと教員が一緒に使い方を考えながら利用を始めた。書画カメラ・パソコン・タブレットと併用することで、子どもたちの授業への取り組み方も大きく変わっていった。この電子黒板の活用によって、子どもたちの会話も活発になり、考え方も深まったという。

 重永睦夫校長は「子どもたちからは欲求や意欲が常に発信されている。教員にはそれを感じとる力がなくてはならない」という信念をもち、教員には子ども一人ひとりに向き合うことを求める。子どもたちの呟く予期せぬ発言を拾い上げて、その高い意欲を受け止め、かつそれを学力につなげることを重視する。

電子黒板の活用

面談はいつでも何回でも

 4・5年生になると保護者から面談の希望が多くなる。中学校の志望校選定についての相談が多く、両親あるいは親子で面談を希望する場合も少なくない。生活面の心配事の相談にも教員は耳を傾ける。面談は、保護者が学校の考え方を理解する機会であると同時に、教員にとっても子どものことを知る貴重な機会ととらえているので、できる限りの時間をとっている。

 志望校選択は子どもと保護者が決めること。これが学校の基本姿勢だ。相談に乗るし、情報も伝えるが、その子のことを熱い想いで支えることが大事。それには保護者と学校が互いの考え方を伝え、理解し合って、何が子どもの現在と将来のためになるかを考える必要がある。

 小学校6年間は、人生の土台をつくるかけがえのない時期。「高い学力の定着」と「豊かな心の育成」を柱に子どもたち一人ひとりと真剣に向き合う。すべては子どもたちの未来のためにと考える、学校の明確な姿勢が感じられる。

School Data
創立年 1956年
学制 共学(男子3:女子2)
系列校 学校法人五島育英会(東京都市大学、付属中学校・高等学校、等々力中学校・高等学校、二子幼稚園、塩尻高等学校)
児童数 1学年80名(40名×2クラス)
教員数 22名(専任)
授業日 月~金、土(隔週)
学期 2学期制
昼食 給食/木曜はお弁当
初年度費用 1,278,000円
進路 系列校進学25%
学校説明会 2018年6月9日(土)[要予約]
個人別相談 2018年7月20日(金)[要予約]
入試説明会

2018年8月25日(土)[要予約] 

学校公開 2018年9月8日(土)[要予約]

※上記は2018年5月時点(冊子「スクールダイヤモンド2018年春号」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。

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