小野学園小学校

 教育方針  
頭・心・体のバランスの取れた教育

〒140-0015 東京都品川区西大井1-6-13 Tel:03-3774-1157
http://www.onogakuen.jp/syo/
最寄駅●大井町駅(東急大井町線、JR京浜東北線、臨海線)よりスクールバス(5分)、徒歩(10分)/
西大井駅(JR総武線快速・横須賀線・湘南新宿ライン・上野東京ライン)より徒歩(5分)

頭と心と体と、すべての育成に力を注ぐ
バランスのよい教育が「人」を創る

創立80年を超えた伝統校である小野学園は、幼稚園と小学校は共学だが、その上は女子中学・高等学校なので、男女問わずほぼ全児童が中学受験をする。人間の基礎をつくる小学校教育を大切にしながらも、学力面での競争力をつける。

かざらない人柄で父母の声に耳を傾け、新しい取り組みの道を切り拓く小野時英校長。

確実に学力向上につながる考え抜かれた独自カリキュラム

「頭、心、体すべてをバランスよく育てること。これが教育のすべてです」と小野時英校長は明快に語る。小野学園小学校は、男子は全員、女子も内部進学と併願できるのでほとんどが中学受験をめざし、高い有力校合格実績を持つ。学力の秘密はどこにあるのだろう。

 1年生の段階から授業時間は多く、6年間で6876時間に及び、公立の標準と比べると高学年1年分もの違いになる。

 10年以上前からオリジナルテキストを教科書と併用して使っている。1・2年生は理科と算数、3年生は算数。算数の問題集を併用したり、理科は児童が書き込みしながら観察や実験をていねいに行うというように、けっして知識強化のためのものではない。むしろ将来的な学力育成の基礎づくりをじっくり行うものだ。

 その成果は高学年になってあらわれる。4年生からは「小野時間」といって6時間目の後に続けて30分間の学習時間が設けられる。4年生は週2回だが、5・6年生は毎日になる。小野時間の中身はいわば先取り授業で、中学受験対策だ。5年生から受ける外部の模擬試験の出題範囲は約3か月先行し、6年生になると半年も先に学習する内容が出題される。模擬試験、中学入試の実績を裏づける小野学園ならではの工夫だ。

 小野学園小学校の特色である「特別教育活動」は、放課後時間を有意義に活用して全体的に成長してほしいと考えた、学校が保護者へ提供するサービスだ。

 これは外部の専門家が放課後の指導にあたるもので、25mの温水プールでの水泳教室をはじめ絵画、ピアノ、茶道、体操、英会話、花まる教室などが選択できる。1〜3年生の80%近くが何らかのクラスを利用している。

低学年のうちに自ら進んで学習する習慣を身につける。

奉仕活動で個性と人格を磨く

 毎日の学習を支えるために不可欠なのが健全な「体」だ。広い校庭は天然芝で、始業前や昼休みは児童が元気いっぱい外遊びを楽しむ歓声が飛び交う。運動会は、1年生歓迎の春の小運動会と秋の大運動会の2回。児童たちは春に見えた課題を、秋までに克服するよう励む。その一つが10分間持久走で、毎週木曜の20 分休みは全校児童が一斉に校庭を走る。10分間で何周走ることができたかを記録し、自身の成長を見つめる。運動会1000メートル走出場予選や林間学校の登山など、自らの目標達成をめざすのだ。

 学校生活の行事や部活動は「心」の教育の場だ。5月下旬に行われる林間学校は、入学したばかりの1年生も参加する宿泊行事だ。林間学校は児童の連帯と自主性を育て、1年生もここで大きく成長する。10月の志ら梅祭は、幼・小・中・高合同開催の大きな文化祭。学園が一体になる楽しい行事ができるのも、同一キャンパスならではの魅力だ。

 奉仕活動と呼ばれる4つの部活動も小野学園の大きな特色だ。3年生から報道部、保健部、整美部、生活部のどれかに所属する。3〜6年を縦割りで配属し、4年間でメンバーを変えつつどの児童も4つすべてを経験する仕組みをつくっている。「ここには〝一人一役〟というコンセプトがあり、どこかであるいは何かできっと主役になる、また人のために何かしらお役に立つという二つの意味を持っています。児童はそうした目的意識を持って活動し、下級生と上級生が力を合わせて成長します」。小野校長は優れた卒業生を送り出す自信に溢れている。

School Data
設立年 1948年
学制 共学(男子1:女子1)※年により変動
系列校 小野学園女子中学・高等学校、小野学園幼稚園
児童数 1学年40名
教職員数 17名(専任)
学期 3学期制
昼食 お弁当(希望者にはパンと牛乳販売あり)
進路 系列校進学率約6%、他校進学約94%(2014年度)
お父様のための学校説明会 2015年6月26日(金)19:00 ~ 20:00 ※要予約
学校説明会 2015年5月30日(土)、7月2日(木)、9月19日(土)

※上記は2015年5月時点(冊子「スクールダイヤモンド2015年春号」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。

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