帝京大学小学校

 教育目標  
強く 優しく 美しく

〒206-8561 東京都多摩市和田1254-6
Tel 042-357-5577 Fax 042-357-5727
http://www.teikyo-sho.ed.jp/
最寄駅●
聖蹟桜ヶ丘駅・高幡不動駅(京王線)・多摩センター駅(京王相模原線・小田急多摩線・多摩モノレール)より京王バスで「帝京大学構内」行終点下車(10~13分)、大塚・帝京大学駅(多摩モノレール)より徒歩15分 聖蹟桜ヶ丘駅・高幡不動駅・多摩センター駅より、登下校時、小学校直通便あり

発表の機会を豊富に設けて
自発性を引き出し、行動力を育てる

電子黒板を使って算数の授業(3年生)

たくさんの刺激を受けて

 すばらしい環境で知られる帝京大学小学校だが、それは立地や校舎のことだけではない。児童数に比べて教員数が多く、各教科で専門教員が授業を行い、また1クラスに2人の教員が付くなど手厚く指導する。さらに主要教科以外の魅力的な授業が児童の感性を刺激する。例えば音楽の授業はピアニストによる伴奏付きで歌唱指導。胸をいっぱいに広げて歌えば児童の頬は上気して輝く。一方で和太鼓やお琴、三味線も実際に演奏の稽古をする。それは書道や体育などでも行われ、年齢も個性もさまざまな講師陣との出会いの機会でもある。児童は、教員、職員、専門分野の講師陣、帝京大学の教育学部の学生や大学院生など多くの眼差しに見守られている。

 すべてに余裕があるので転編入の相談にも随時応じている。帰国子女のための説明会を海外で開催することもある。会話だけの日本語力でも受け入れるのは、少人数できめ細かく指導しているからこそだろう。

 児童も日ごろから生き物を育てたり奥深い文化に触れることでやさしい心を育んでおり、偏見なく受け入れるという。

車をつくって走らせる図工の授業(2年生)

的確で細やかな指導 ハイレベルな課外

 小学校ながら教科ごとに専門教員が授業を担当し、学習内容の充実を図っている。全校の児童数が少ない上に、1人の教員がいくつものクラスで授業を行うので、児童と教員の間に気心の知れた関係が生まれ、教室が活性化する効果を生んでいる。児童も進んで発言するという。

 理数系には特に力を入れてカリキュラムを工夫している。学習指導要領では3年生以上は週3時間のところを、1回2時間続きの授業を週2回行う。枠を広げることで、ゴムのエネルギーの学習ではバネを使ったらどうなるだろう、風の学習ではレゴ®で風車をつくって実験してみよう、と発展させることができる。あるいは、部分日蝕の日が近づいてきたら、教科書を離れてプラネタリウムで日蝕の仕組みを学ぶゆとりもできる。「理科は汎用能力を育成し、活用力や実践力を養うのに適しています。設備も充実しているのでこのような取り組みができます」と星野昌治校長は言う。理科室エリアは理科物理・化学実験教室、プラネタリウム、理科生物・地学実験室、テラスから屋外のビオトープまでが一列に並んでおり、休み時間は遊び場にもなる児童が大好きな空間だ。

 授業はすべて少人数できめ細かく行われるが、なかでも高学年の算数は、1クラスに2人の教員体制に加えて随時大学生のサポートも入る。クラスを分割したり個別指導をしたりと臨機応変に対応してつまづきの芽を摘む。小テストを頻繁に行って習熟度をチェックする指導へのフィードバックも怠らず、全体のレベルを上げることに努める。

 一方で、高度な勉強を求める児童のために土曜日や夏・冬・春の休みを利用して、特別学習教室(ハイレベルスタディー・コース)も開講している。

 また英語、漢字、数学、日本語の各検定に向けた学習をするチャレンジタイムを放課後に設け、自発的学習を促す。

全員の内部進学が可能

 内部進学できる系列中学校が都内に3校あり、希望者は全員いずれかへ進学できるので、外部受験チャレンジも安心してできる。3分の2の児童が帝京大学中学校へ進む。帝京大学建学の精神に記されている「創造力および人間味豊かな専門性ある人材の養成」に備えて、小学校ではたくさんの体験をしながら視野を広げることを重視している。陶芸からロボットのプログラミングまで多彩なものづくり体験、多摩丘陵の広い校庭を駆け回る体育の授業など、人間力の下地づくりにふさわしい環境が整っている。

School Data
設立年 2005年
学制 共学
系列校 帝京大学中学・高等学校、帝京中学・高等学校、帝京八王子中学・高等学校
児童数 1学年60名(20名×3クラス)
教職員数 57名
授業日 月-金
学期 3学期制
昼食 給食
初年度費用 1,058,000円
進路 系列校進学希望者100%
他校受験可
学校説明会・オープンスクール 2016年6月10日(金)、7月9日(土)、9月17日(土)

※上記は2016年5月時点(冊子「スクールダイヤモンド2016年春号」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。

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