1〜5年生が学ぶK-12経塚校舎
教育目標
「きれいな心」「よい頭」「つよい体」
〒194-8610 東京都町田市玉川学園6-1-1
Tel:042-739-8931 Fax:042-739-8929
https://www.tamagawa.jp/academy/elementary_d/
最寄駅●玉川学園前駅(小田急線)より徒歩約10分
肌で感じ、育ててわかる米づくり
幼稚部から小中高校、大学、大学院、研究機関までがワンキャンパスに集まる玉川学園。61万㎡(東京ドームグラウンド40面以上)の広大な敷地には、大学の実習施設や最先端の研究施設など、専門的な学びの場が点在する。この恵まれた環境の中で、子どもたちは日々学びを深めている。
「本校の強みは、大学の専門性を活かしたホンモノの体験がキャンパスの中で完結できること、そして大学生や専門家との交流、体験が将来のキャリア教育にもつながっていることです」と野瀬佳浩小学部長は語る。たとえば2年生の総合科では、農学部の田んぼでどろんこになっての代かきから始まり、稲の播種、田植え、稲刈り、脱穀、精米までを行う。単に作業をするだけでなく、農学部の教授や学生の指導のもと、専門的な視点に触れることで、子どもたちの「なぜ?」という探究心が育まれていく。
一年を通して米作りを体験する中で、子どもたちは「一粒一粒のお米にこんなに手間がかかっているんだ」と、食べ物の大切さを身をもって知っていく。土壌の見極めから種(籾)の選別、生育具合いの観察など、専門家の視点に触れながら、科学的な見方や考え方も自然と身についていく。
その探究心は、教科の枠を超えて広がっていく。収穫後は、芸術学部の陶芸工房で本格的な陶芸に挑戦。自分たちで育てたお米を食べるための茶碗づくりだ。粘土をこねて形を作り、焼くところまで、プロの陶芸家である大学教員の指導を受けながら作り上げていく。粘土の性質、焼成温度など、化学的な知識も必要となり、芸術と化学の融合した学びが展開される。
野瀬佳浩小学部長
大学生が学びをやさしくリード
七月には、玉川大学が全面協力し、1・2・5年生向けの多彩なサマープログラムも展開される。ミツバチ科学研究センターによる養蜂場見学、工学部の教員によるドローン操縦、ソーラーカーの試乗体験、芸術学部の学生による日本伝統の踊りや太鼓の鑑賞など、子どもたちの興味を駆り立てるプログラムが目白押しだ。
観光学部によるプログラムでは、大学生がサポート役となり、5年生が1泊2日の家族旅行の計画立案に挑戦する。予算や目的地、交通手段、ルート、時間配分など、実践的なアドバイスを受けながら企画を作り上げる。最後は観光学部の教授による講評も。「単なる旅行計画ではなく、なぜその場所を選んだのか、どんな体験を提供したいのか、という観光業の本質的な考え方も学べます」と野瀬小学部長。
玉川学園の学びのもう一つの特徴は、その継続性にある。たとえば小学部のサンゴ研究プロジェクトは、中高生の研究活動と連携しながら、沖縄のサンゴを学内の水槽で育て、水質管理や生育観察を行う。最終的には育てたサンゴを沖縄の海に戻すという、社会貢献にもつながる活動となっている。
「創立者の小原國芳は『教えすぎないこと』を教員に説いていました。子どもたちが興味を持てば、自ら調べ、学ぶ力を持っています。大学の研究者や専門家との日常的な出会いが、子どもたちの可能性を大きく広げてくれるのです。ホンモノに触れる体験、ワンキャンパスだからこそできる多様な交流、そして具体的な将来が描けるキャリア教育。こうした恵まれた環境の中で、子どもたちが『好き』を見つけ、夢に向かって突き進む姿を、私たちは全力で応援していきます」
設立年 | 1929年 |
---|---|
学制 | 共学(男子2:女子3) |
系列校 | 玉川学園(幼稚部、中学部・高等部)、玉川大学・大学院 |
児童数 | 1学年約140名(JPクラス約35名×2クラス EPクラス約35名×2クラス) |
学期 | 1〜5年生:3学期制 6年生:2学期制 |
昼食 | お弁当 |
放課後支援 | 延長教育プログラム(月〜金 18:00 最終お迎え19:00) |
初年度費用 | JPクラス:1,379,500円 EPクラス:1,789,500円(参考:2024年度) |
転入・編入 | 有り |
進路 | 系列校進学約90% |
学校説明会 | 5月以降実施予定(要予約) 詳細は学校HPにてご確認ください。 |
※上記は2025年5月時点(冊子「スクールダイヤモンド2025」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。
https://www.tamagawa.jp/academy/elementary_d/