子どもたちは敷地内で四季の変化を感じ
感性を磨いていく
教育理念
広い視野のもと、豊かな人間性と独自の見識を持ち、
世界を心に入れた人を育てる。
〒196-0002 東京都昭島市拝島町5-11-15
TEL:042-541-1003 FAX:042-542-5441
https://www.keimei.ac.jp
最寄駅●スクールバス(拝島駅、八王子駅、京王八王子駅)/路線バス(JR中央線・南武線)
体験を通して世界とつながる英語教育
約3万坪の豊かな自然が広がるキャンパスに、さまざまな言語や文化的背景を持つ子どもたちの笑い声が響く啓明学園。国際教育・帰国生教育のパイオニアとして1940年に創設された本校では、異なる言語や文化が交わることが日常の光景となっている。児童の約2割以上は国際的なルーツをもつ国際生で、日本で育った子どもたちと同じクラスで学び、互いの文化や価値観を尊重しながら友情を育んでいる。
こうした多様な仲間との交流を支えるのが、子ども自身の世界を広げるツールとしての英語教育だ。週3時間の英語授業に総合科、体験学習などの時間を加え、年間96時間以上、実質週8時間相当の英語教育を実現している。「イギリスデー」などの国際文化体験イベントでは、帰国子女の保護者が講師となり、英語で現地での挨拶や紅茶の飲み方などの生活習慣を紹介。
また、東京グローバルゲートウェイやブリティッシュヒルズでの国内研修、オーストラリアの姉妹校への短期留学など、実践的な英語コミュニケーションの機会も豊富だ。
佐川康博校長
トライ&エラーで生きる力を養う
多様な交流を育む環境で、変化の激しい時代を生き抜く教育基盤となっているのが、「子ども未来ファースト」の考え方だ。これはつまり、「子どもの未来を見据え、常に学びをアップデートする」姿勢である。
なぜこの考え方が重要なのか。佐川康博校長はその理由をこう説明する。「変化が激しく予測が難しいこれからの社会では、10年後、20年後、30年後に子どもたちが充実した人生を送るための必要な力も変わっていくでしょう。最近の調査によれば、就職したばかりの若者の多くが『仕事に正解がない』『想定以上に自分ができないことにショックを受けた』という悩みを抱えています。こうした状況にならないためにも、小学生の時から『失敗しても繰り返し挑戦すること』や『結果が出なくても次の工夫をしてみること』、つまりトライ&エラーを積み重ね、失敗を恐れない根気やチャレンジ精神を育てることが不可欠です」
その力を育てるために実践しているのが、子どもたちの主体的な学びを引き出す「学びたくなる、聞きたくなる、考えたくなる」アプローチだ。日々の授業や活動の中で、教員が子どもたちの感受性を刺激し、好奇心をくすぐる声かけや工夫を意識的に行っている。これらの仕掛けがスパイスとなり、子どもたちの成長を後押ししている。
さらに学習活動には必ず「振り返り」の時間を設けることで、「昨日できなかったことが今日できた」という具体的な気づきを子どもたち自身に与えている。ポジティブな振り返りの積み重ねが、自らの成長への自信を深め、未来を生き抜く力につながっていく。
啓明学園の学びの集大成として6年生が取り組むのが、総合科の卒業論文だ。テーマは「キングアーサーの伝説」「爬虫類の進化の歴史」などの本格的な調査から、「ロボットの未来」「バスの研究」といった小学生らしい視点のものまで多岐にわたる。子どもたちは教師のサポートを受けながら仮説を立て、調査を重ね、論理的に考察する力を身につけていく。
多様なルーツを持つ仲間と学び合い、失敗を恐れず挑戦する啓明学園の子どもたち。ここで培った力が、予測不能な未来を生き抜く確かな土台となる。
設立年 | 1940年 |
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学制 | 共学(男女比1:1) |
系列校 | 啓明学園中学校・高等学校 |
児童数 | 1学年約40名(2クラス) |
授業日 | 週5日制 |
学期 | 3学期制 |
昼食 | 持参または学校指定業者のお弁当利用 |
放課後プログラム | アフタースクールあり |
初年度費用 | 1,223,600円(2024年度) |
転入・編入 | 1~6年生(応相談) |
進路 | 85%〜95%が系列校へ進学 |
学校説明会 | 5月20日(火)、6月25日(水)、7月24日(木)、9月6日(土)、9月30日(火) |
公開行事 | 運動会(予定)5月31日(土) |
※上記は2025年5月時点(冊子「スクールダイヤモンド2025」)での情報です。
最新情報は各校のホームページ等でご確認ください。
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